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2019年公開のアニメーション映画ベスト5!

今年の傑作の共通のテーマは自然と愛

親しみやすいテーマを取り扱ったヒット作が数多く公開され、2019年も日本アニメ界にとって記憶に残る素晴らしい年であった。新海誠監督は『君の名は。』からの待望の次作『天気の子』を発表し、本年の興行収入トップを記録。一方、湯浅政明監督は自身初のラブストーリー『きみと、波にのれたら』を発表し、ファンや評論家を驚かせ、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』などで知られる原恵一監督は1988年出版のロングセラーを原作としたファンタジー作『バースデー・ワンダーランド』を発表した。これら本年の良作は共通して、人間が自然と上手に付き合う難しさ、そして人間を突き動かす愛情という大きな感情を描写し、「基本に立ち返る」ということをテーマとしている。そんな2019年のアニメ作から、JFFマガジンおすすめの5選をご紹介しよう。

1. きみと、波にのれたら

そのサイケデリックな世界観を一休みし、若者の恋愛という初の「普通の」テーマの作品で世界中のファンを驚かせたのが湯浅政明監督(『マインド・ゲーム』『夜明け告げるルーのうた』)の『きみと、波にのれたら』だ。物語は、サーフィンが大好きな大学生・ひな子と、同じくサーファーであり、ひな子を助けた消防士の港を追う。サーフィンと笑顔、そして将来への希望に満ち溢れた恋愛をスタートする2人だが、不幸にも港は人を助けようとして溺れ、命を落としてしまう。ひな子は憔悴するが、ある日水の中に港の姿を見る。幻覚なのか、本当に港なのか。この辺りが非常に湯浅監督らしく、監督の最高作の1つと言えるかもしれない。

キャスト:片寄涼太、川栄李奈
監督:湯浅政明
ウェブサイト:https://kimi-nami.com

2. 天気の子

大ヒット作『君の名は。』から約3年間、新海誠監督の新作が待ち望まれてきたが、そんな期待に大いに応える作品が発表された。『天気の子』は気候変動を意識した作品で、家出して東京の小さな出版社で働く高校生・帆高の物語だ。帆高はあることをきっかけに、祈ると天候が変えられる少女・陽菜に出会う。二人が親交を深めるにつれ、陽菜の秘密、そしてそれが帆高、気候、また将来にとってどんな意味を持つのかが、次第に明らかになっていく。『天気の子』は興行収入130億円を突破し、本年公開の邦画で1位となっている(現在まで)。

キャスト:醍醐虎汰朗、森七菜
監督:新海誠
ウェブサイト:https://tenkinoko.com/

3. 海獣の子供

五十嵐大介の同題名漫画を原作とした『海獣の子供』は、STUDIO4°C(『マインド・ゲーム』、『鉄コン筋クリート』)が多大な労力と6年間の歳月をかけて完成させた作品。結果、今まで見たことのないような素晴らしいビジュアルが生み出された。問題を起こし、部活を出入り禁止となってしまった中学生の琉花は、父親が働く水族館で気持ちを整理する。ガラス越しに海の生き物を見ていると、その中に他の動物たちと同じくらい上手に泳ぐ二人の男の子を見つける。海と空という名のその2人と琉花は友達になり、3人は夢のような夏の冒険に繰り出す。しかしこの時、海にまつわる奇妙な出来事が世界中で起こり始める。海と空はこの事態に関係しているのか。ぜひ本作を観て確かめてほしい。

キャスト:芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周
監督:渡辺歩
ウェブサイト:https://www.kaijunokodomo.com/

4. 空の青さを知る人よ

一度、二度、三度と恋に落ちることを描いた物語『空の青さを知る人よ』は、両親を失い2人だけとなってしまった13歳年の離れた姉妹・あかねとあおいを追う。高校生のあおいはミュージシャンになることを夢見ていて、そこにある華やかさ、そして恋愛に憧れる。一方あかねは、あおいの母親代りとして自分の気持ちはいつも二の次。恋愛に関してもだ。そんな二人の姉妹関係を揺るがすことになるのが、ミュージシャンとなったあかねの13年前の恋人の帰郷。変わったようでいて変わっていない彼と、あかねとあおい-それぞれのお互いに対する愛情や気持ちの変化が見所だ。

キャスト:吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音
監督:長井龍雪
ウェブサイト:https://soraaoproject.jp/

5. バースデー・ワンダーランド

『不思議の国のアリス』を彷彿させるファンタジー、『バースデー・ワンダーランド』は、自分に自信のないアカネの物語。クラスメイトの煩わしさを避けたくて誕生日の前日学校を休んだアカネは、母親に友人の店から受け取るものを取りに行かされ、桁違いに大きな問題に遭遇する-世界を救うよう頼まれるのだ。ファンタジックな生き物や不思議に満ちた色鮮やかな旅に出たアカネは、その中で自分になかった自信も見つけ出していく。柏葉幸子著の1988年出版の子供向け小説『地下室からの不思議な旅』を原作とした『バースデー・ワンダーランド』は、突然降ってきたチャンスに勇気を持って挑むことで自信をつけていくことを描いた作品だ。

キャスト:松岡茉優、杏
監督:原恵一
ウェブサイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/birthdaywonderland/

ファンタジー、美しい画、大人も子供も楽しめる物語-2019年視聴者をスクリーンに釘付けにしたアニメにはそんな要素が大いにあった。ポップコーンをたくさん準備して、一気に全部観たくなってしまう。

文:JFF編集部

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