TRAVEL

一度は訪れてみたい!名作映画の舞台となった観光スポット7選

心から感動する映画に出合った時、舞台になった場所を訪れ、その世界観に浸るのは魅力的な体験である。町やレストラン、道路の一角でさえ、お気に入りの映画で印象的なシーンであれば、訪れるだけで感銘を受け、思い出の瞬間を写真にして残すことも出来る。これから紹介する場所は、北は北海道、南は沖縄まで、日本映画の舞台になったことがあり、旅行者にとっても魅力的な目的地である。映画を観て、次の旅行先を決めてみよう。ガイドブックを読むよりも楽しく、旅行先でも新しい発見に出合えるのではないだろうか。

1. 北海道:幸福の黄色いハンカチ

北海道 阿寒湖

 

幸福の黄色いハンカチ(1977)は日本屈指のロードムービーで、日本の北部に位置する・北海道を縦断する長い車の旅に乗り合わせた3人の男女の心温まる物語である。島の北東沿岸にあり、刑務所がある網走から出発した3人は、阿寒湖・帯広・陸別町など北海道の名所を通過しながら、300キロ以上離れた最終目的地、メロンが有名な町・夕張へと辿りつく。映画の原案は1971年、アメリカ人ジャーナリストのピート・ハミルによってニューヨークポスト紙に掲載されたコラムである。この映画が公開されてから40年経った今でも、北海道は素晴らしい情景を残している。雄大な自然、親切であたたかい人々、悠々と暮らす野生動物、そしておいしい食べもの。他の県に比べると交通量もずっと少ない北海道は、車の旅にうってつけだ。夕張を訪れる方は、この映画をテーマにした観光スポットの「黄色いハンカチ思い出広場」を訪れてみるのも良いだろう。

 キャスト:高倉健、桃井かおり 監督:山田洋次

2. 愛知 長久手 サツキとメイの家:となりのトトロ

愛知 モリコロパーク

 

日本が世界に誇るアニメの一つである「となりのトトロ」は、世界中に多くのファンがいる。舞台は終戦後の日本、幼い姉妹を描いた物語は、子どもにしか見えない森の主 −トトロとの冒険が中心だが、姉妹が住んでいる「家」もまた主な舞台となっている。映画の人気を受け、愛知県長久手市にあるモリコロパーク(愛・地球博記念公園)には、姉妹が暮らす家を再現した「サツキとメイの家」が建設され、名古屋の観光スポットとなっている。こうして映画の公開から30年近く経った今でも、古き良き昭和の日本にタイムスリップした気分に浸ることができる。

監督:宮崎駿

3. 東京 葛飾区 柴又:男はつらいよ

東京 柴又

 

「男はつらいよ」は26年間に全48作品が公開された日本人なら誰もが知っている国民的人気シリーズである。シリーズ共通の主人公である風来坊の寅さんは映画内で日本中を放浪するが、中心となるは東京の北西部にある葛飾区・柴又を舞台である。今でも下町の風情が溢れる、美しい門前町で、柴又帝釈天参道や寅さん記念館で映画の世界観に触れることができる。柴又は新宿から電車で約1時間、柴又駅を出るとすぐに寅さんとその妹・さくらの銅像が迎えてくれる。

キャスト:渥美清、倍賞千恵子 監督:山田洋次

4. 東京 築地市場:築地ワンダーランド

東京 築地市場

 

築地ワンダーランドは、時代の節目に築地の真実に肉薄するドキュメンタリー映画。海外からの観光客を毎日朝早くから魅了する築地市場が舞台だが、2018年に、豊洲への移転が予定されている。

ストーリーは魚市場の卸売業者を中心に、最高の魚を求め顧客に届けようとする、築地の住人たちの情熱に満ちた生き様、高い専門性を描いた作品。市場が移転する前に、日本の食文化の集積地・築地に足を運び、新鮮な海の幸を楽しむのはいかがだろう。

監督:遠藤尚太郎

5. 鎌倉:海街 diary

鎌倉

 

美しい4姉妹の日常を描いた映画「海街diary」の舞台となったのは、神奈川県に位置する古都・鎌倉である。どの時期に訪れても美しい自然で人々を魅了する鎌倉は、作品内でも四季折々の情景を映し出している。4女に関しては、父の葬式で初めて存在を知ることになった異母妹だが、姉達は心温かく彼女を受け入れる。何気ない日常の中に、4姉妹それぞれの生き方や想いが描かれ、観る人の心を温かくするストーリーに仕上がっている。

キャスト:綾瀬はるか、長澤まさみ 監督:是枝裕和

6. スパリゾートハワイアンズ(常磐ハワイアンセンター):フラガール

スパリゾートハワイアンズ(常磐ハワイアンセンター)

 

1965年頃にあった実話をもとにしたこの映画は、不況に喘ぐ炭鉱の町・福島県いわき市の住民がフラダンスチームに懸ける姿を描いている。フラダンスチームの結成を足がかりとしてハワイアンリゾートとテーマパークを建設し、縮小してゆく炭鉱に依存した地域の経済を支えようという計画は、町の人々からの猛烈な反対にあってしまう。その他にも様々なドラマが起こるのだが、フラダンサーたちは最終的に地域の人々を味方につけることに成功。こうして常磐ハワイアンセンター、現在のスパリゾートハワイアンズが誕生し、世界中からの旅行者を歓迎している。

キャスト:松雪泰子、蒼井優 監督:李相日

7. 長崎 福江島:五島のトラさん

長崎 福江島

 

長崎県沖、140あまりの島々からなる五島列島の福江島を舞台に、9人の大家族を22年間にわたって取材したのがこのドキュメンタリー映画である。子どもの成長、結婚、別れといった家族の強い絆を背景に、島での暮らしを描いている。

一家は家業としてうどん作りを行っている。父親であり、オーナーの犬塚虎夫(通称トラさん)は、うどん作りを通して子どもたちに仕事や人生、献身とは何かを教えようとするが、様々な出来事に見舞われては涙する場面を何度も目にする。これらの出来事すべての舞台となる福江島の様子を、作品内でたっぷりと堪能できる。遠く離れ、世界から孤立した、目がくらむほど美しい島は、長崎港ターミナルからフェリーで約3時間半。そこに福江港ターミナルがある。

監督:大浦勝

日本は昨今の観光・旅行ブームによって日本は以前よりも各地へのアクセスがしやすい国になった。どこでも英語が通じるかと聞かれるともちろんそうではないが、英語表記の標識や安全で清潔な交通機関が整備され、美味しいごはん、そして心優しい人々に必ず出会うことができるだろう。もし日本映画の舞台の中に心に響く場所があれば、ぜひ旅をしてみてはいかがだろう。

Powered By GPlusMedia

RECOMMEND POSTS

ページトップへ