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シンガポール&JFF2017振り返り

2018年3月2日、シンガポールにて「シンガポール日本映画祭」が行われ、オープニング作品『サバイバルファミリー』監督の矢口史靖さんが特別ゲストとしてイベントに登場。シンガポール人映画監督・女優として活躍するミシェル・チョンさんと共にオープニングセレモニーに出席したほか、上映終了後のトークイベントなどを通じ、来場した多くのファンとの交流を楽しんだ。

(左から)矢口史靖監督、ミシェル・チョンさん

初めてシンガポールを訪れたという矢口監督は「飛行機のアナウンスでガムの持ち込みは禁止ですと聞きまして、とても驚きました」と語ると、会場は大きな笑いに包まれた。数多くのコメディー映画を生み出した矢口監督だが、その秘訣について聞かれると、「僕は自分で脚本も書くんですが、脚本を書いている段階では笑うポイントはあまり意識しないんです。あくまで笑いは演出や俳優さんのお芝居、編集のテンポでのさじ加減だと思っていて、どんな悲劇も演出次第で喜劇になる可能性があると思います」と、裏側を明かしてくれた。

上映後のトークイベントでは観客からの質問にも積極的に答え、「本作は手持ちのカメラで撮影されていたと感じたのですが、演出上どのような意図があったのでしょうか?」という質問に対して監督は、「実は、電気の通っているシーンは固定のカメラで撮影したんですが、電気が無くなってからは手持ちのカメラで撮影しています。というのも、物語をある意味ドキュメンタリーを見ているように感じてほしかったからです。撮影するにあたってカメラマンには、(あなたも)この家族の一員のような視点で撮影してくださいとお願いしました。そうすれば、お客さんもまるでこの家族の一員のように感じてもらえるのではないかと思って、狙いました」と撮影秘話を明かすと、客席からは拍手が起こった。

アジア・パシフィック地域を対象に実施した2017年度日本映画祭のラストを飾る今回のシンガポールでは、イベントの模様が約60媒体に取り上げられるなど華々しいオープニングを迎えたとともに、約2週間の映画祭も成功裏に終わった。

Japanese Film Festivalファンの皆様へ

2017年度の日本映画祭はアセアン10か国、豪州、インド、中国の13か国40都市で実施し、約14万人のお客様たちにお越しいただきました。また、日本から多くの映画監督、俳優の皆様にもゲストとしてご参加いただき、映画祭を盛り上げていただきました。2017年10月にオープンした日本映画情報ウェブマガジンサイト「JFF WEB Magazine」も世界各国から約20万人を超える方たちに閲覧され、皆様に愛されるウェブサイトになりつつあります。

2018年度も、魅力ある最新作の日本映画を引っ提げて日本映画祭を実施しますので、各地の会場で皆様に再びお会いできることを楽しみにしています。

日本映画祭を愛していただいている全ての皆様に、あらためて感謝申し上げます。

Editor-in-chief/許斐 雅文

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