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銀幕のスター:知らないと損をする日本人俳優たち

今、日本で一番人気のある役者たちを紹介

日本の映画史の中で、これまで数多くの伝説的な俳優が誕生し、現在では海外でも人気を博している俳優も多数いる。その中でも日本映画を海外に広める役を担ってきた俳優の中には三船敏郎、渡辺謙、真田広之などがいるが、海外ではあまり知られていないものの前述の3名に引けを取らない俳優が日本の映画界には多くいる。今回は、知らないと損をする、日本の映画界にとって大注目な俳優を4人紹介しよう。彼らが海外でも人気を集める日はそう遠くないだろう。

1.本木雅弘

本木雅弘が主演した映画『おくりびと』が2009年の米アカデミー賞で外国語賞を受賞した時、本木は既に20年以上の俳優歴があったが、芸歴でいうとその年月はさらに長い。

1965年、埼玉県で生まれた本木は、1982年にアイドルグループ・シブがき隊のメンバーとして芸能界デビューし、広い人気を獲得。1988年にシブがき隊が解散した後、本木は二・二六事件を題材とした映画『226〜The Four Days Of Snow And Blood〜』で俳優への転向を果たし、同年に映画『ファンシィダンス』で主役を演じることになる。それから、本木は年に少なくとも1回のペースで映画に主演し、1992年に公開され多くの賞を受賞した『シコふんじゃった。』では、大学卒業のため必要な単位をもらう代わりに、落ちぶれた相撲部に入部するはめになった学生を演じた。

2008年に公開され、国内の九つの映画賞の他に米アカデミー賞外国語賞を受賞した映画『おくりびと』で主役の小林大悟を演じたことで、本木は海外でも注目を集めた。一番最近では、2016年公開の映画『永い言い訳』で、妻を亡くした後、母親を亡くした他人の子どもたちとのひょんな出会いから人生に希望を見出す主役を演じている。

本木は、女優の樹木希林とロックミュージシャンの内田裕也の娘で、エッセイイストとミュージシャンとして活躍する内田也哉子と結婚しており、二人の間には子どもが三人いる。2017年現在、本木は国内で31の映画賞を受賞している。

本木雅弘トリビア:

  • シブがき隊時代からの愛称は「モックン」。
  • 芸能活動に専念するため、高校2年生で学校を中退している。
  • 納棺師が自らの体験を綴った本を読み感銘を受け、結果としてそれが映画『おくりびと』が作られるきっかけとなった。
  • 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の日本語吹き替え版で大人になった主人公、パイ・パテルの声を担当。

2.野村周平

2009年にデビューしたばかりの野村周平だが、既に日本の映画界では引っ張りだこの存在だ。1993年に神戸で生まれ、2009年に有名プロダクション・アミューズのオーディションで31,514名の応募者の中からグランプリを勝ち取り、芸能界入りした。そして2010年末までに、デビュー作品の『新撰組 PEACE MAKER』とNHKの『天使のわけまえ』など、テレビドラマ4本で主役を務めた。2011年には高校を舞台とした『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』で新入部員の田村春道役で映画デビュー。その他に、『江ノ島プリズム』(2013年)、『映画 ビリギャル』(2015年)、そして主役たちが競技かるたに対する熱意で友情を深める漫画が原作の『ちはやふる-上の句』(2016年)と『ちはやふる-下の句』(同年)にも出演している。

俳優になる前、野村はプロのスノーボードジュニア選手として活躍しており、2007年に13歳でWillcom Zero3 SS Challenge という大会で優勝した。ソーシャルメディアを駆使し、2017年10月現在、ツイッターでは約150万、インスタグラムでは842,000近くのフォロワーがいる。次の主演作は2018年に公開予定の映画『ラブ×ドック』。

野村周平トリビア:

  • 中国人のクォーターで、流暢な中国語を話す。
  • 父親に「賞金がもらえるから」とアミューズのオーディションに出ることを勧められ応募したが、まさかグランプリを取るとは誰も思っていなかった。
  • 趣味はスケボ、野球、BMX。

3.加藤雅也

ダンディな容姿、色気のある低い声、完璧な演技力の加藤雅也は1963年生まれの奈良県出身。大学時代にモデルとして活動を始めたが、すぐ俳優に転向。1988年にテレビドラマ『NEWジャングル』に小さな役で出演。その後、実話に基づいたストーリーで大ヒットした映画『マリリンに逢いたい』に主演。

俳優としてのデビュー後、加藤は自分の演技を試すためにハリウッドへ進出し、1998年にアメリカ映画『GODZILLA』でマシュー・ブロデリックやジャン・レノらと共演を果たす。加藤のクールなルックスと格闘技の技術はアクション映画で重宝され、イー・トンシン監督の『新宿インシデント』ではジャッキー・チェンと共演、日本のサスペンスドラマ『アンフェア』、映画『LAST COP THE MOVIE』(2017年)、そして日本の戦国時代の人物や出来事に由来する『真田十勇士』(2016年)に出演した。加藤は結婚しており、子どもが一人いる。

加藤雅也トリビア:

  • 撮影中に怪我をし、病院で治療をしてくれたことが医師である妻との出会いだった。
  • 格闘技を得意とし、演じる役のアクションシーンはすべて自分でしている。
  • アメリカ映画『GODZILLA』の時の役名はマサヤ・カトウだった。
  • 教員免許とスキューバダイビングの免許を持っている。

4.斎藤工

幼い頃から毎日のように映画館に通っていた少年が俳優の道を選ぶのは時間の問題だったと言えるかもしれない。だが、映画に興味があった斎藤工がまず成功したのはモデル業だった。パリコレや、イッセイミヤケ、カルバン・クラインなどのファッションショーのステージを歩いた。そんな斎藤の働くモチベーションになったのは、旅などの数多い趣味のためだった。10代だった斎藤青年はそのために芸能プロダクションと契約を交わし、今に至る。

1981年に東京で生まれた斎藤は、多才でエネルギー溢れる子どもで、サッカーに没頭していた。高校生の時に読んだ本に感化され、世界中を一人で回った。高校卒業後は俳優学校に入ったが、父親に「映画は学校で学ぶものじゃない」と批判された。幸運なことに、20歳で『時の香り〜リメンバー・ミー〜』(2001年)のプロデュ−サーにスカウトされ、俳優としてデビューを果たした。その後、60本以上の映画と60本以上のテレビドラマに出演しており、ここ10年で最も売れっ子の俳優の一人となった。斎藤が主演した映画には『海猿 ウミザル』(2004年)、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010 年)、『シン・ゴジラ』(2016年)、そして複数の映画賞を受賞した『blank13』(2017年)などがある。2014年には、シネマ・バードという、映画館のない街を移動式映画館で回る活動を始めた。

斎藤工トリビア:

  • 料理を得意とする。友人を招待して、「今日のスペシャル」と書いたボードから好きなものを選んでもらって、料理を出すことがある。
  • 写真家でもある。作品は斎藤のオフィシャル・サイトで見ることができる。
  • 子どもの頃、クラスメイトが7人しかいない学校に通っていた。

この記事から既にお分かりの通り、日本で俳優になるためには、必ずしも演劇の学校に通わないといけないわけではない。それよりも、ひょんなことから俳優になる人が多いのがわかるだろう。キラリと光って見える要素として今回紹介した俳優に共通するものは、甘いマスクの持ち主かどうかだけではなく、自分の趣味を持ち続けることによって演技に味が出て、広い層の人々の支持を得ているということだ。まだ彼らの映画を見たことがないのであれば、自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。

Edited By GPlusMedia

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